インビザラインシステム(マウスピース矯正)

1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社により開発され、これまでに全世界で、約7万人の公式認定ドクターにより、190万人を超える患者が矯正治療を受けています(2012年6月末現在)。日本では、2006年2月に本格的に導入されました。一般にマウスピース矯正と呼ばれるものの一種です。

アライナー(マウスピース)

最先端のCTスキャン技術を通じ、患者のシリコーン印象に基づいて高精度なセットアップモデルをコンピュータ画面上に具現化することが可能です。 クリンチェックと呼ばれる独自のシミュレーションソフトを通じ、コンピュータ画面上にて、マウスピース矯正完了に至るまでの総合的な施術計画の検討・立案が可能です。

施術計画の最終的な策定は、インターネットを通じて、アライン社の技術者と矯正歯科医の間で協議/承認を得た上で決定されます。 ドクターによる承認後、施術計画を忠実に再現すべく、独自のCAD/CAM(光造形)技術を通じ、「アライナー(マウスピース)」を段階的に連続して使用することで、歯を移動させて矯正を行います。

アライナー(マウスピース)
アライナー(マウスピース)

治療期間(即ち、矯正完了までに必要なアライナーの総数)を問わず、施術完了までに必要なアライナー群のすべてを、治療開始前に先生方に一括してご提供します。患者は治療目標が達成されるまで、通常は2週間毎に新しいアライナーに交換しながら、一日20時間以上マウスピースを装着し、歯を徐々に移動・矯正させます。

通常の歯牙移動量は、ひとつのマウスピースあたり0.25ミリとなっています。シミュレーションセットアップモデルの作成にあたっては、これまでの症例実績に基づく経験的知識が生かされています。 同治療計画を精査するため、コンピュータ画面上にて、3次元的な診断および歯の移動シミュレーション(3Dアニメーション動画)を詳細に表示することが可能です。 具体的には、

1 マウスピース矯正完了までのあらゆるステップにおける、あらゆる角度からのセットアップモデルの確認可能なステージング機能
2 局所確認のためのズーム機能
3 多面観一括表示のマルチ画面
4 グリッド挿入による測定機能
5 歯牙移動の状況確認することができるスーパーインポーズ機能

などの機能がアイコンで表示されます。

審美矯正装置の比較

審美矯正装置の比較

インビザラインに比べて、裏側矯正治療は審美的には優れていますが、舌に装置が直接触れるため発音障害が出たり、傷が付きやすい場合があります。

セラミック装置は費用が比較的安く、治療実績は優れていますが、ワイヤーや留め金が見えてしまうので、審美的には劣ります。

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